アメリカ国籍って、取得しようと思ったらめっちゃ大変なんですよね。
特殊な仕事をしていて英語をぺらぺらに話すとかできないし、私が今からアメリカ永住権取ろうと思ったら現地の男性と結婚する以外ないんじゃ…ってそれも全然簡単じゃない(;O;)
ハワイで生まれるだけでアメリカ国籍になれるなんてもしかして簡単なのかな?
そんなわけで、今回はハワイで出産してアメリカ国籍を取得するという事について、そもそも大変なことじゃないの?費用も莫大そう…そしてアメリカ国籍が手に入ってどんなメリットがあるのか調べましたよ。
目次
ハワイで出産し3人の子供をアメリカ国籍にしたお母さん
ハワイに子供と留学していた時に出会ったお母さんの話。
子供と同じ保育園で、出産の度にハワイに来ているご夫婦に出会いました。
今回も出産のためハワイに来ていて、2人のお子さんを保育園に預けていました。
今回ハワイで出産するのは3回目。子供は皆アメリカ国籍があると言っていました。
その時まで、ハワイで出産したらアメリカ国籍になるなんて知らなかったので興味深く話を聞きましたよ。
ハワイで出産してアメリカ国籍になる方法
日本人がハワイで出産した場合、日本とアメリカの両方の国籍を持つことができます。
アメリカの国籍を取得するために、生まれてすぐにその場で名前を記入することで出生証明書が発行されます。
日本国籍も取得する必要があり、生後3月以内に出生届を提出しなければなりません。
逆に言うと、この3か月以内に日本へ出生届を出していないと日本国籍が認められないということになります。
ハワイで出産費用はどのくらいかかるの?
ハワイでの出産は保険対象外なので、医療費がとても高くつきます。
具体的には妊婦検診、分娩、入院費用などが自己負担です。
そのうえ、生まれた赤ちゃんも保険がききません。
自己負担がどのくらいになるのかというと1万~1万5000ドル。
これ以外にも入院が長引いたり、帝王切開になったり生まれた赤ちゃんにトラブルがあったり等考えられます。
帝王切開の場合は4000ドルほど上乗せされます。
ハワイで出産のためのコンサルタントは必要か
手続きが複雑なので、専門家の力を借りることもあるでしょう。
アメリカの市役所では日本語は全く通じませんし、日本の市役所のようにスムーズに事が運ばないこともよくあります。
また、ハワイの入国審査で妊婦さんが入国拒否になるケースもあります。
一度入国拒否にあってしまうと10年ほどアメリカ本土に入国できなくなるとも言われているほど恐ろしいことになります。
ハワイ出産のコンサルタントがしてくれること
・入国審査の対策
・出産前のサポート
・病院の紹介
・病院の付添
・出産時のサポート
・各種申請や届け出のサポート
など
ハワイで出産することのメリット
・無痛分娩が主流で、痛みをなるべく感じないお産ができる
・子供がアメリカと日本両方の国籍を持つことができる
・子供がアメリカ国籍を取得することで、親も永住権を取得しやすくなる
・学費が安くなる
・年中暖かくて快適な環境
・日本語が通じる小児科がたくさんある
ハワイで出産した芸能人はたくさんいる
2005年にジャガー横田さんがハワイ出産をしたことにより、ハワイ出産しようとする人が急増したそうです。
長谷川潤さんやハイヒール モモコさんもハワイで出産していたそうで、他にもたくさんの芸能人がハワイでの出産をされていました。
アメリカ国籍取得の廃止?トランプ大統領の考え
アメリカのトランプ大統領が、アメリカで生まれた赤ちゃんにアメリカ国籍が与えられるという制度を廃止するってニュースで言っていましたよね。
これは、もともとアメリカは親の国籍は関係なく、生まれた国が国籍になる「出生地主義」だからなんです。
ちなみに日本は生まれた場所に関係なく両親の国籍が赤ちゃんの国籍に引き継がれる「血統主義」です。
アメリカ国籍が欲しくて、お腹の大きいお母さんが飛行機に乗ってやってきてアメリカ国籍を取る。
そしてアメリカ国籍を持つ子供の親もアメリカ国籍を取りやすくなる。
トランプ大統領が危惧していることは、この状況がテロリストを入りやすくしているという事です。
ただし、今のところは現状のままで、もしトランプ大統領がこの制度を変えるというのであれば、色々な弊害があるだろうし時間がかかるのではないのかなーと思っています。
憲法ごと変える必要も出てくるのかなと。
まとめ
私が子供を留学させようと考えた時、アメリカ国籍のある子供だと公立の小学校などアメリカの教育が無料で受けることができると分かり、その費用の違いに驚きました。もし日本国籍の子供をアメリカの小学校に1年通わせると膨大な費用がかかりますからね。
ハワイの保育園で出会った、3人の子供をハワイで産み、アメリカ国籍を取得したお母さんに出会い衝撃でした。
簡単なことではないですが、子供にアメリカ国籍を与えてあげたいと思ったら、一番近道の方法なのかもしれません。