今回は、ハワイで入国審査の時に強制送還されてしまった人の事例と考えられる理由についてお伝えします。強制送還にあってしまうと約10年間、アメリカに入国できなくなってしまうんです。
ハワイへ旅行も、アメリカでの飛行機の乗り継ぎもすべてできないなんて恐怖ですよね。
目次
ハワイで入国拒否されそうになった理由
以前記事にしたことがあるのですが、私も入国拒否されそうになったことがあります。
その時の詳しい話はこちら。
簡単に言うと、1か月ハワイで過ごした後に一度帰国し、もう一度1か月滞在しようとしたことが問題の起点でした。
再入国の時には色々と疑われて、強制送還が頭によぎりました。
結果的には息子のグッジョブで入国することができましたが、今回のことがきっかけで次回の対策もかねて強制送還されそうになった時の対策をまとめました。
アメリカで強制送還されてしまった理由と事例
強制送還に至るまでには、色々な質問や持ち物検査がされます。
持ち物検査に関しては手持ちのバックごと持って行かれ、携帯の中身(通話履歴やテキストメッセージ、写真など)、手帳や日記、手紙などのプライバシーにかかわるものも見られてしまうことがあります。
銀行の預金残高を見せるように言われることも。
アメリカの強制送還 不法労働と間違われた
ビジネスすべてが禁止というわけではありません。商用目的のビジネスであればその旨きちんと説明すれば大丈夫。
アメリカに住み着き違法に労働することに対して取り締まっているのです。
会社から海外出張を言い渡され、言われるとおりにESTAだけで入国しようとしたら強制送還にあってしまった人がいます。その場合、会社から言われたとおりにしただけなのに自分のパスポートに傷がつき、10年ほどアメリカへ渡航できない事態になります。
英語が得意ではない場合の海外出張は、会社からレター(空港あてに誰を何の目的でどのくらいの期間出張させますと書いてあるもの)を書いてもらった方が安心です。
アメリカの強制送還 アメリカ人との結婚目的と間違われた
まさしく、私が入国拒否されそうになったのはこのことです。
ハワイに入国してから分かったことですが、結婚目的でハワイにいる日本人女性の多いこと!
あの厳しい入国審査を通って皆ハワイで結婚相手を探しているんです。
日本人対象のハワイでの結婚斡旋所もあり、そりゃ審査官もピリピリするよねって思いました。
私はすでに結婚していて、さらにハワイへ行くにも子供連れだったので疑われる理由がないと思っていたのですが実際に子供連れの人がハワイで再婚したというケースもたくさんあるようなので自分は大丈夫と思わないほうが良かったんだと反省しました。
アメリカの強制送還 犯罪者と間違われた
何度もハワイに行っているのに、ある時急に入国審査で通らなかった人がいます。
ESTAも昔取ったもので期限も問題なく、半年前は普通に通れたのに急に犯罪者リストに入ってしまったというのです。
アメリカでは、日本のように漢字ではなくローマ字で管理しているのでこのような問題が発生する可能性が誰にでもあります。
そして、犯罪者ではないと証明できる書類もないでしょうから、この場合説明して納得してもらうのは困難でしょう。
アメリカで強制送還されるとその後どうなる
強制送還となった場合、今後アメリカに入国できなくなる期間が設けられます。
アメリカの法律により、少なくとも5年入国することが禁止されます。
10年間入国できなかった事例も存在します。
強制送還を回避する方法
入国審査の際に、もうどうしようもなく、審査官も分かってくれそうにない、強制送還になってしまう。という時には、こちらから「入国の撤回」を申し出てみるのをおすすめします。
「強制送還」も「入国の撤回」もどちらもアメリカに入国できずに日本へトンボ帰りすることには変わりないのですが、その内容は大幅に違います。
強制送還されてしまうとその後のアメリカへの入国はしばらく絶望的ですが、「入国の撤回」をした場合、アメリカに入国せずに帰ると自ら決めたことになり、入国禁止期間なども設けられません。
「入国の撤回」を申し出て、必ず通るとは言えませんが強制送還になりそうになったら必ず試してみてほしいと思います。
まとめ
アメリカで強制送還になりそうになったら最終的には「入国の撤回」を申し出よう!
入国審査官はテロリストや不正労働や、アメリカの国籍が欲しいだけの結婚目的のある人は入国させるわけにはいかないのです。
たとえほとんどの人が悪い人ではなくても、0.1%しか不正入国しようとしている人がいないとしても、そのような人は絶対に入国審査の際に見つけてブロックしなければなりません。
つまり、私の場合だったら34歳の子連れの女が以前1か月ハワイに滞在していたのに、わずか3週間日本へ帰国しすぐに戻ってきた。しかもまた1か月以上滞在するという。怪しい。
日本では何してるの?旦那さんは?なぜ旦那さんをおいてハワイで生活する必要があるの?
と、確かに思われるのも納得できます。
子連れでアメリカ人と再婚しようとしてるのでは…と疑うのも分かります。
アメリカの入国審査で雲行きが怪しくなって強制送還が頭によぎったら一度相手の立場で考えてみてください。
何を疑われて何を証明したら疑いが晴れるのか。
私はここを失敗して、取り調べのように長ーい入国審査になってしまったので要注意ですよー。