親子留学で失敗をしてしまったnanaです。
親子留学いいよー!どんどん行こう!と言いたいところですが・・・
実際に親子留学で失敗し、しばらく4歳の子供が英語嫌いになってしまいました・・
私が犯した失敗だけは皆さんはしないようにと願いをこめてこの記事をお伝えします。
目次
なぜ失敗してしまったのか
どういう内容で状況だったのかは後述しますが
結論としては大きく3つの失敗をしました。
- 英語しか通じないハワイのローカル保育園に入れた
- 保育時間が長すぎた
- 子供の英語が準備不足だった
親子留学で失敗した内容
英語しか通じないハワイのローカル保育園に入れた
4歳の子供をハワイの現地保育園に入れて、私も語学学校に通っていました。
ハワイのローカル保育園なので、英語以外は通じません。
また、親子留学で来ているお友達が一人だけいました。
なぜローカル保育園に入れたの?
日本人があまりいない環境で、小さい外国のお友達と英語で話す機会を与えることで英語が上達すると思ったからです。
また、英語が話せるとお友達がたくさんできるという事が体験できるかなと思いました。
子供によると、「こっちは日本語むこうは英語でも、遊ぶことはできる」だそうです。
確かに・・・
朝から夕方まで保育園に預けていた
私の語学学校が9時から始まるため、8時半には子供を保育園に預けていました。
お迎えは、はじめのころはお昼寝の終わったころ、4時頃に迎えに行っていました。
迎えに行くと、子供は帰りたくないというので徐々に遅くなり一番遅い日は6時まで預けていることがありました。
なぜ長時間預けても大丈夫だと思ったの?
保育園に通い始めた時は、「とっても楽しいから、お迎えは時間ギリギリに来てね!」
と子供から言われていました。
始めは3時間、5時間と徐々に保育時間を伸ばしていくと決まっていたので、早めのお迎えの日は本当に不満そうでした。
もっと遊びたかったのに、なんで自分だけ早迎えなのかと怒っていました。
でもそれは、初めの1週間ほどの話で、途中から保育園の遊具やおもちゃに飽きてしまっていたし、保育内容も単調で面白くなくなってきたようです。
そのことを後になって聞きましたが、はじめに楽しいと言っていたから安心して長時間保育園に預けていました。
子供の英語が準備不足だった
ハワイのローカル保育園にいきなり入れるのは厳しいだろうと考え、セブ島親子留学を2週間しました。
単語など少しは覚えられましたが、それでもまだまだ不十分で日常生活の会話などは全くできません。
その状態でハワイの保育園に行き、お友達とけんかした時は悪くなくても英語で説明することができず謝らなければならなくなってしまったようです。
子供の英語が準備不足だったのにローカル保育園に入れたのは?
子供だったら、大人と違って英語環境に行けば楽に英語を習得できるだろうと気軽に考えていました。
わりと人懐っこい性格なので何とかなるだろうと思ってしまったことも一因です。
英語が十分に話せないのなら、日本人がたくさんいるサマーキャンプなどの方が良かっただろうと思います。
また、言葉が通じなくても、たくさんのお友達と鬼ごっこのような遊びをしたり、変な顔をして笑いあったりして楽しそうに見えました。
最大の失敗はもう一度挑戦したこと
1か月間のハワイ留学をして、一度帰国しました。
子供の英語はわりと向上していました。
給食をお替りしたい時など、自分から英語で言わなければ誰も気遣ってくれません。
そのため、日常の会話がかなり身についていました。
1か月たってみて、短すぎたなーもう少しいればもっと身についたのに・・と沸々と考えてしまい
時間もあることだしもう一度親子留学をしてみよう!と思いすぐに手配しました。
帰国から2週間ほどでもう一度ハワイに1か月親子留学することにしましたが、これが最大の失敗です。
上記にしてしまった私の失敗のせいで子供は本当はもう、ハワイの保育園には行きたくなかったんです。
親子留学失敗した理由
子供と親の熱量の違い
冷静なつもりでも親の熱量が多すぎたことが一番の原因だと思っています。
私ははじめから、子供の受験や成績のために英語を学ばせたかったわけではありません。
広い世界を知ってもらいたい、日本だけが居場所じゃないということを知ってもらいたくて親子留学を始めたつもりでした。
なのに・・・いつの間にか、熱血ママみたいになってしまっていたんです。
子供の気持ちが見えなくなって、都合の良い解釈をしていました。
子供の問題行動
今思えば、変なことがありました。
子供はいつもいたずらをするタイプではないのですが、急にいたずらをするようになったのです。
ベランダからティッシュを一枚ずつすべて落としたり、浮き輪を投げ捨てたり(幸い人がいなかったので惨事にはなりませんでした。)
それも、そっとするので静かに遊んでいるのかと思うといたずらをしていた、ということがしょっちゅうありました。
また、それ以外にも手の届くところにあったハサミで私のスカートやパーカー、自分の服など切って遊んでいたりしました。
普段はハサミが手に届くところにあったからってそんな悪いことはしないのに・・丁度そういうお年頃なのかな?とか思っていましたが、ストレスがたまっていたのかもしれません。
親子留学を失敗しないための対策
親の我慢は必要
ハワイで子供を留学させたいなら、親の語学学校は諦める必要があります。
親は自分の学校生活が楽しくなってしまって、ついつい子供のお迎えが遅くなってしまったりします。
テスト勉強や宿題などしている間も子供を放置していることがありました。
子供のために留学をしていると割り切って、親は我慢することが一番大切だと感じました。
英語の準備を万全に
ローカル保育園に入れるなら、日常生活を英語で話せるくらいは最低限必要です。
インターナショナルプリスクールに行っている子供くらいでしょうか。
あとは外国に住んでいたことがあるなど、一人ぼっちで英語環境で過ごせる必要があります。
子供の気持ちを把握する
子供は、ハワイの保育園を辞めたいなどは言いませんでした。
でも、それを言うとお母さんが悲しむと思ったからだと思います。
お母さんの熱量がすごすぎて、言うに言えなかったのかなと申し訳ないです。
問題行動が出ていた時に、気づくべきだったなーと後悔です。
保育時間は短めに
子供がもっと遊びたいと思うくらい、物足りないくらい短めでちょうど良いと思います。
長くても5時間くらいが丁度いいのではないでしょうか。
英語環境はストレスがかかることを認識する
子供だから大丈夫かなーと安易に考えがちですが、日本語が全く通じず上手く伝えられない英語での生活はストレスがかかります。
遊んでいる時はまだいいのですが、お友達とけんかした時、自分が壊したわけじゃないのに自分のせいにされた時、日本でははっきり伝えられることが伝えられなくて悔しかったようです。
日本にいる時よりもストレスがかかる可能性を忘れないようにしなければいけません。
サマーキャンプのような形の学校を選ぶ
一番に、預け先を間違えたなと思います。
保育園が悪いわけではなく、私の選択ミスです。
日常的に英語を使っていないのに、いきなりローカル保育園に入れられてしまうのは子供にとって厳しかったなと。
ハワイの保育園は、日本のように一人ひとりに丁寧な気配りをしてくれません。
泣いていればほったらかしだし、給食を食べなければそのまま理由も聞かず捨てるだけです。
日本の保育園のように優しい先生が手厚く面倒を見てくれません。
それは、留学エージェントのパンフレットにも書いてありました。
国が違えば保育方法も変わるということを、私が認識しておくべきでした。
サマーキャンプのように、日本の子供が集まった学校は楽しめると思います。
日本人同士でずっと日本語を話しそうで嫌だな・・・と思ってしまったのですが、楽しめないと英語の習得どころではないですからね。
セブ島親子留学の方がおすすめ
初めての親子留学はセブ島に行ったのですが、子供はセブ島が大好きでした。
日本に帰ってからも、「はやくセブ島に帰りたい!」と言うほどです。
英語も楽しそうに取り組んでいたし、歌もたくさん覚えていました。
また、親も子供と隣の部屋で勉強することができるのでお互いに安心でした。
幼児のうちは、そのような環境の方がおすすめです。
まさかその後ハワイに行ったら英語嫌いになってしまうなんて思っていませんでした。
私はハワイのローカル保育園に入れたいというこだわりがありました。
子供もハワイの方が楽しいだろうと思ったからです。
ワイキキビーチがあって、たくさんレストランがあって、子供もハワイの方が好きだろうと。
でも、セブ島とハワイ両方で親子留学した結果、子供はセブ島の方が好きでした。
親が想像している事と、実際に子供が感じることとは違うんだなと思いました。
まとめ
今回は私の失敗から、これから親子留学を考えている人にこんな失敗をしないようにお伝えできればと思って書きました。
自分の決めたこと、行いを失敗だったと認めるのは実は勇気がいりました。
何でも、自分の決定したことは正解だった!と思いたいですもんね。
でも、子供は実際にハワイが嫌いになってしまったし、英語自体もしばらく嫌いになってしまいました。
あんなに英語が大好きだったのに、自分のせいで英語嫌いになってしまったなんて最悪です。
追伸
子供がハワイ嫌いになってしまったことは確かなのですが、ハワイで出会ったお友達やお姉さん、お兄さんのことは大好きです。
楽しかった思い出も沢山あります。
ハワイの海やレストランなどもよく思い出して楽しそうに話しています。
私としても、ハワイ親子留学自体は失敗だったし子供にストレスを与えてしまい申し訳ないと思っていますが、行かなければよかったとは思っていません。
子供が小さいころに一緒に行ってみたらどんな素晴らしい世界が待っているんだろうと思いながら、行かずに時が過ぎればそれもまた後悔になると思うから。
今回のことは反省しつつ、これが誰かの参考になることを願います!